理科は、問題範囲を、過去10年の資料をもとに、生徒に考えてもらい、可能性の高い分野をみんなで予想して、対策プリント①、②を少し広めの範囲で作成し、解いてもらいました。
概ね、カバーできていたように思います。今後、理科の入試対策を考えてみますと、例えば、今年出題された「動物のなかま」では、試しに新中2の生徒の方に、普段のようにワークで導入し、入試問題を解いてもらったら、ほぼ解答出来ました。
これらのことを考えると、理科に関しては、基礎を理解して習熟に努め、定期テスト対策を着実に積み重ねることが、学力テストの対策になると思われます。もちろん、直前期に、ある程度問題範囲を絞って対策をするのは、効果的です。また近年の傾向として、文章で説明する解答の形式に慣れることも必要と思われます。
数学は、2010年代前半の難問が揃った時期と比べて、2010年代後半は、「解ける」問題へと変わってきています。易しい問題から難しい問題までまんべんなく揃っています。受験者の学力がそのまま点数に反映されやすい問題形式になってきているので、「勝負科目」、ないしは合否を左右する科目になってきていると思います。
英語は、ある一定以上の力がないとなかなか点数になりにくいという傾向が継続しています。選択問題もありますが、それも、英文を理解した上で、設問ごとに本文のどのあたりに解答の根拠があるかを探して、設問の形式に応じて解答するものや、英問英答の質問形式を理解した上で、本文の内容に即して解答する力が必要です。さらに、正しい基本的な英文の仕組みで、綴りがわかる単語を用いて、題意に沿って易しく正しい英文を多く作成できる力が問われる問題が増加しているように思います。
国語は、これまでの3問構成から、過去5年、1・評論、2・小説、3・古文、4・小論文の4問構成になりました。問題量が増えたため、スピードを持って解答することが必要になってきました。本文を読みながら解き、解きながら読んでいくようなやり方で、正確に読みかつスピードをもって解く練習が必要です。時間配分は、1・15分、2・15分、3・10分、4・10分ぐらいです。古文に時間をかけないように解けるようにすることも1つの鍵です。200字論文がどのくらい書けば、200字になるかを体感できるくらいまで練習する必要があります。
社会は、近年、記述式による解答が増えました。記述式による解答が多いものの、基本的な語句や知識を問う問題もあります。記述式の問題も基本的な社会科目の学習内容をしっかりおさえていればできる問題も多いと思います。とはいえ、書くことは避けて通れない為、基本的な知識をしっかりと理解した上で、文章で答える練習が必要かと思います。
3月2日に、無事開講することができました。新しく入塾してくださった生徒のみなさん、そして、入塾に導いてくださったご父兄のみなさまに、心より感謝申し上げます。着実に力をつけてもらえるように精一杯指導をして参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。コロナ禍の時ではありますが、いろいろな注意をして、塾を運営していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。